吹奏楽部の練習に対する執念
吹奏楽部といえば練習です。まずこの記事を書かないといけません。
練習はすごく長いです。ものすごく長いです。大晦日と元旦以外全て練習と思ってください。朝練、昼連、通常の部活時間となります。青春全部練習です。
野球部の強豪、サッカー部の名門より酷いのが吹奏楽(Aクラス)と思ってください。
勉強時間と寝る時間以外は練習。こうでもしないと全国目指せません。
通常の体育部では、テスト前の3日間は部活禁止等の措置をとって学業優先となりますが、吹奏楽部は学校の方針を無視して自主練習させることが多いです。
特に強豪校はテスト前日であっても通常練習する部がほとんどです。
(※ただし保護者からの強い抗議で取りやめることがあります)
なぜこんなことをするかといいますと、楽器というのは3日も演奏しなかったら腕が落ちてしまうからです。もっといえば、一日も開けることができません。
特に金管楽器は、できれば一年中練習してほしいものなのです。
(どんな名プレイヤーでも、金管楽器は練習を離れると、音が出ないほどに腕が落ちるのです)
ですから全国大会を目指す吹奏楽部の場合、テスト前の強制休部には全力で反抗すると思ってください。これは吹奏楽部特有のわがままです。
わたしの学校では、テスト前になると保護者がマイカーを学校の駐車場にズラリと並べて、子供の楽器をトランクに乗せてました。学校では練習できないので自宅に持ち帰って練習させるのです。
学校の方針に反してまで苦労をしても、実際に吹けるのは、いいとこ2時間です。
だって、持ち帰ったとしても夜中に練習できないですからね。子供は、、せいぜい公園でちょっと吹くだけですし、雨でも降ったら全くの無駄です。
でも、そこまでしても練習するのが吹奏楽部だと思ってください。
大会で勝ち抜きたいと思っている顧問の先生なら、ごく当たり前にそういった負担を求めてきます。楽器に口をつけて、一日一吹きでもさせないとナマるというのは事実です。
なお木管楽器にはそういったことはありません。
このお題についてはまた書きたいと思います。