吹奏楽部に入部したい? 親子のための読み物ブログ

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吹奏楽:入部後 楽器割り当てのコツ

 

吹奏楽部に入部すると、まず楽器の選択があります。

 

トランペットやサックスに人気が集中しますが、部活動ではそうはいきません。

入部時の希望楽器とならない場合があります。
今日は、自分のやりたい楽器を割り当てられるコツを教えます。

 

 

1.小学校の頃にやっていたから/ピアノ等のお稽古ごとをしていた

 

このカテゴリに入る中学生/高校生は、入部すると歓迎されますので、希望楽器を割り当てられます。

 

吹奏楽は、まず第一に音が出ること、鳴らすことから始めますので、それが出来るというのは大きなアドバンテージとなります。

 

例えば、小学校時代にヤマハ音楽教室でフルート習ってました、という人なら、男性でも確実にフルートパートに入れます。

 

小学校の時から楽器をやっておくと、吹奏楽部では100%希望楽器を割り当てられるといっていいと思います。


もしも個人もち(自分の楽器を持っていること)であれば、他パートを割り当てられることは中学でもまず絶対にありません。この点は保証していいくらいです。

 

 

2.勧誘してきた先輩の楽器

 

吹奏楽部の先輩は、仮入部時、夢と希望にあふれた新入生に、バラ色の青春を話して勧誘してきます。

でもちょっと待ってください。その先輩の楽器は何を担当しているのでしょうか?

 

ただ漫然と吹奏楽部に入部してしまうと、不人気な楽器であったり、穴埋めとして割り当てられたりすることがよくあります。

ですから、入部するときは、勧誘してきた先輩の楽器が何か?ということを知る必要があるのです。

 

例えば、勧誘してきた先輩がファゴットであれば、あなたが仮入部してきた段階でファゴットとなる可能性は極めて高くなります。

新入生を勧誘してきた先輩というのは、自分のパートに入れること以外頭にありません。他のパートに移るなど論外だからです。

 

ですから、吹奏楽部には入部したいけど、ファゴットではなくピッコロがやりたいとすれば、その先輩からの勧誘ではなく、ピッコロ奏者の先輩から勧誘してもらわなければなりません。

 

3.自分のやりたい楽器ははっきりと意思表示する

 

例えばトランペットをやりたいとしたら大変です。

吹奏楽部の中でトランペットは倍率の高いパートで、入部の勧誘などしなくても新入生が入ってくる激戦だからです。6,7人入ってくることもあります。

 

こうなってくると、仮入部が終わった段階で、勧誘できなかったパートに移されたりすることがあります。そうならないためには、はっきりと自分の意志を仮入部の時点で先輩に伝えることが大事です。

 

吹奏楽部は、仮入部と本入部では、先輩の態度は豹変しますので、仮入部の段階で、楽器移動無しであることを、三年生のパート長にはっきりと繰り返して話しておくことが大事です。

 

自分の吹きたい楽器を吹けないまま三年間を過ごすのは苦痛です。

 

本入部してから、

「トランペットの新入生が8人いて、ユーフォニウムの新入生が0人だったから、ひとりユーフォニウムに移ってもらいます。一年生は じゃんけんで決めてください」

等となったら、わたしは希望の楽器を吹きたいです!と先輩に歯向かったほうがいいです。一年生同士で相談して決めます、というのもいいでしょう。

 

希望楽器というのは、一生モノです。

普通の部活はレギュラーと補欠は、学年が上がってきて奪い合うものですが、吹奏楽部の場合は入部したかしないか位で、まず争いがあるのです。しかもこの場合、自分の演奏技能と無関係です。言ったものが勝つ場合もあるのです。

 

たとえばチューバの定員は2名ですので、通常一学年1名という編成になります。

ですから、同学年なら2名まではレギュラーとしてステージに上がれる可能性が高くなります。(ほぼそうなります)

 

ですから、まったくの未経験で、こだわりがない場合は、ステージに上がれる楽器を選ぶという考えもあるでしょう。

 

しかしながら基本は、自分のやりたい楽器、自分の吹きたい楽器の席に座ることです。

その楽器でなければ退部します!というくらいの意志を持っていいと思います。

 

こんなこと言って大丈夫かと思うかも知れませんが、心配いりません。

他に意思の弱い同級生が楽器を移動してくれたりすることもあります。

これは一年生のうちならよくあることです。

 

一番良いのは、仮入部の段階で、希望楽器の3年生パート長に、楽器の移動ナシという意思を伝え、OKを貰うことです。こうしておけば、本入部してからのトラブルは無くなります。

 

パート長は、嘘をついてまで入部させようとは思っていませんし、自分の楽器希望者なのですから、頼もしい後輩が来たと受け止めているはずです。